皆さん、子育てしてますかー!
こんばんわ、迷答座布団ブログの運営をしている ざぶ(@meitou_zabuton)です。
わたしは40代でひとり親(シンパパ)になり、手探り状態のほぼワンオペで2人の子育てを行っております。
※詳しくはプロフィールをご覧ください。
その為か、子育てに対して独自の視点により迷答な体験談やお役立ち情報の発信を行うこととなりました。
もしよろしければ、「あんた座布団一枚!」と思って頂けると今後の活力になりますので、よろしくお願いいたします。
重度ネグレクトの最悪な事例
さて、数日前の七夕の日ですが、大変悲しいニュースを目にしました。
「3歳娘を自宅に8日間放置し死なす 育児放棄の疑いで母を逮捕」
出典:Yahooニュース(毎日新聞)
東京都大田区の自宅マンションに娘を1人で8日間放置して死なせたとして、警視庁捜査1課は7日、母親の飲食店店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。放置している間、梯容疑者は知人男性に会うために外出していたとみられ、同課は育児放棄(ネグレクト)だったとみて調べる。
逮捕容疑は6月13日までの8日間、大田区蒲田1の自宅マンションに長女の稀華(のあ)ちゃん(3)を約1週間放置し、死亡させたとしている。「間違いない」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、梯容疑者は稀華ちゃんと2人暮らしだった。司法解剖の結果、脱水症状などを発症していたことが分かったという。梯容疑者は外出先から6月13日に帰宅し、午後3時55分ごろ「子どもが呼吸をしていない」と119番した。稀華ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認された。
梯容疑者は当時、警視庁の任意聴取に対して「数日前から体調が悪く、食欲もないため様子を見ていたら、息をしていなかった」と話していたという。【土江洋範、最上和喜、鈴木拓也】
出典:Yahooニュース(毎日新聞)
初めに目にした時、一瞬で涙が流れました。
わたしのプロフィールに、さらっと書いているのでさほど気にしていない方も多いと思いますが、わたしの離婚の理由も元嫁の軽度「ネグレクト」でした。
そして、この事件は「ネグレクト」の最も最悪な結末でもあります。
ネグレクト(英: neglect)とは、児童虐待、障害者虐待、高齢者虐待、患者虐待のひとつ。子供に対するネグレクトは育児放棄(いくじほうき)、育児怠慢(いくじたいまん)、監護放棄(かんごほうき)とも言う。また、ペットの飼育放棄(しいくほうき)に対しても指すことがある。
英語のNeglectの「怠慢・粗略」「無視・軽視」から生まれた用法であるが、派生語としての同義語であるNegligenceは運転者のネグリジェンス・機長や船長のネグリジェンス・危険物管理者のネグリジェンスなどというように、全ての分野における義務不履行や(職務などの)怠慢を意味している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 「ネグレクト」
この結末にたどり着くまでに、このお母さんはこの結末を回避するたくさんの選択肢があったのでしょうが、最後の選択をした時に子どもの死の選択をしてしまったのです。
わたしの元嫁の場合は、わたしが気が付き元嫁の「ネグレクト」を咎め、今後の方針を一緒に決め、結果、元嫁は子どもと一緒に暮らせないということで、現状ひとり親のシングルファザー(シンパパ)を選びました。
元嫁を殺人者とまではいきませんが、児童虐待者にはなっていたであろう所を止める事ができ、安堵しています。
ネグレクトの特徴
また、このニュースの時事速報や記事に対するコメントを読んでいましたが、かなりの方がこのお母さんを責め立てています。
しかしながら、重度「ネグレクト」まで行った人を正常な思考に戻すには不可能に近いかと思います。
わたしの元嫁は軽度「ネグレクト」でしたが、当時話し合っても話がかみ合わず、次第に本人の都合の良い事しか考えていないような発言になっていき、最終「この子をどうやって愛すればいいのか判らない」とまで言ったのです。
「ネグレクト」になった時点で、既に元嫁は完全に自分の殻に籠ってしまっていたのです。
よって、このお母さんを責めるのは間違った考え方です。
時事速報を読めば読むほど孤立したお母さんであり、「ネグレクト」についてかなり厳しく指摘するには、お母さんにかなり親身になった方でなければできません。
孤独なお母さんを親身にお世話をする方、、、どこにいらっしゃるのでしょうか?
施設の方や、そういった専門の方であっても、このお母さんが孤独で「ネグレクト」になっていると、どのように見つける事ができるのでしょうか?
ネグレクトの原因
もちろん、子どもを死なせた事に対しては、このお母さんに非はあります。
ですが、このお母さんはすでにまともな精神状態では無いし、正しい思考を行うことはほ確実に無理な状態です。
これは「ネグレクト」になった方と接した方ならばご理解いただける状態だと思います。
それぐらい「ネグレクト」とは難しい病気なのです。
ですから、「ネグレクト」な人は「うつ病」や「認知症」のように常に寄り添ってくれる人が必要なのです。
そんな寄り添ってくれる人がいたら、「ネグレクト」にならないのではないか?と思われますよね。
それが正しい答えなのです。
わたしの知っている所、「ネグレクト」にも軽度の症状から重度の症状があります。
イメージで言うなら、お酒やたばこ、賭け事などが当てはまるかと思いますが、初めは慎重に手を出していきます。
それに慣れると、少し量を増やし、そしてそれを繰り返し量が多くなる状況ですね。
その量を増やす工程に差し掛かった時に、しっかりと寄り添ってくれる方が居たら、「ネグレクト」には成り難いです。
しかし、その方が居なければ、どんどん深みにはまっていきます。
結果、このような事件が起こるわけです。
わたしには、この孤独なお母さんが可哀そうでなりません。
もし、近くに親身になって寄り添ってくれる人がいたら、、、
元々、このおかあさんはお子さんを大事にされていたみたいでした。
最後、長期旅行に出かけるという暴挙の中でも、子どもを危険な外に出さないように、ドアを開けれない状態にしていたとか。
こんな状況であっても、心の奥では愛する事を大切に持っていたのだと感じました。
帰ってきてから、亡くなったお子さんを見て、周りの方は事件の隠蔽だと言いますが、お母さんにとっては気持ちの整理の感じで、最後にお子さんの身体を洗ってやって、真新しい気持ちの良いオムツをつけてやったのではないでしょうか?
この通報するまでの1時間は色々な葛藤があったのだと思います。
- 通報した方がいいのか、遺棄するか。
- やっと解放された、もうこの子は居なくなってしまったのか。
- なぜ、こんな事をしてしまったのか、どこで間違ったのか。
などなど、、、。
最後の最後でなんと言われてもいいように気持ちの整理をつけ、ちゃんと警察に通報した所が、このお母さんの子どもに対しての愛だと感じました。
もちろん、その後も状況に対してウソの供述をしていたそうですが、心の葛藤がそうさせたのでしょう。
もちろん亡くなったお子さんの気持ちを考えれば、唯一信頼のできる母が、、、と思うと、気が気ではありません。
以前下記のような日記を書きました。
「ネグレクト」になる方のほとんどは「3歳児の反抗期」が原因です。
半端ないですよ、「3歳児の反抗期」は!
3歳児と言えば、言葉を覚えはしたが、まだ相手の言葉を受け入れる処か理解もできない状態です。
傍から見れば、懐いていないよく吠える犬に叱りつけたり言い聞かせようとしている人の様です。
まず、このお母さんの事に対してすごい反発な考えを持っている方は、どうか下記の事をやってみてください。
「1カ月間、誰にも頼らず、3歳児とたった二人で生活をしてみてください」
これで、このお母さんの気持ちが少しでもわかるでしょう。
ひとり親の方(シングルファザー・シングルマザー)は「ネグレクト」と隣り合わせの生活をしています。
いつ、このお母さんみたいになってもおかしくない状況です。
もし、周りにひとり親の方がいらっしゃったら、少しだけでいいんです、ほんのちょっとの気遣いをしてあげてください。
それが「ネグレクト」になるのを阻止してくれる最善の処方箋なのです。
本日の子育てはここまでとさせて頂きます。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
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ざぶ(@meitou_zabuton)
それでは、明日も素敵な一日をお過ごしください。
おやすみなさい。
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