皆さん、子育てしてますかー!
こんばんわ、迷答座布団ブログの運営をしている ざぶ(@meitou_zabuton)です。
わたしは40代でひとり親(シンパパ)になり、手探り状態のほぼワンオペで2人の子育てを行っております。
※詳しくはプロフィールをご覧ください。
その為か、子育てに対して独自の視点により迷答な体験談やお役立ち情報の発信を行うこととなりました。
もしよろしければ、「あんた座布団一枚!」と思って頂けると今後の活力になりますので、よろしくお願いいたします。
子どもに「ごめんなさい」って言わすのは間違ってる?
さて、最近子どもたちが意図的に悪さをするようになってきました。
幼児期であれば、悪意を持っての悪さではなく、周りの人からの注意を引きたいために試す行動としてとらえられています。
善悪が判らない幼児期は、こっちに向いてくれる手段を自然的に発見し行動に移しているということです。
もちろん、幼児期は怒られている意味も理解しいませんので、同じことをよく繰り返します。
その事を理解しているか、していないかで、親のストレス度が変わってきます。
同じことを幼児期の子どもが悪さした場合、前者であれば「ん、もぅ、しかたないなぁ~」ですが、後者だと「こら!〇〇しちゃだめって言ってるでしょ!」となります。
そして、それが繰り返されればされるほど、前者は慈しみ度が上がり、後者は不満度が上がります。
結果、傍から見たら親の笑顔が左右されているのです。
ちなみに、「幼児期」と書きましたが、はっきりとは決まっていませんので、下記の感覚でイメージを持っています。
- 乳児・・・・・0歳~1歳児
- 幼児・・・・・2歳~5歳児(幼稚園入園時)
- 小児・・・・・6歳~12歳(公共交通機関では小児料金と表記)
- 学童・・・・・小学1年から6年(学童保育と表記)
話が逸れましたので、戻しますが、
現在長男は小学一年生で、小児期または学童期となります。
それを見て真似をする4歳児はほぼ小児期と思っても間違いがないかと思います。
その二人が、常に悪さの仕合をしています。
その行動に対して、わたしや母は注意をします。
たまに、大きな声になることもあります。
そして、必ずと言っていいくらい「ごめんなさい」を言わせます。
わたしも小さい頃、父親や母親からそのように言わされていたので、さほど疑問はありませんでした。
しかし、何度か子どもに「ごめんなさい」を言わせているうちに、なんで「すみません」じゃないんだろう?って思い始めたのです。
なぜなら、わたしは仕事場でよく「すみません」や「申し訳ありません」などの言葉を使いますが、「ごめんなさい」はさほど使ったことが無いように感じたからです。
なんとなくの感覚で使っていたのですが、それが合っているのかどうかが気になりました。
そうなると子どもに教えてきていた「ごめんなさい」は、もしかしたら間違っているのではないのかとも懸念が出てきます。
ですので、少し時間を割き調べてみる事にしました。
「すみません」とは
まず、「すみません」は「済み」+「ません」の言葉からきているそうです。
「済み」
[語素]名詞の下に付いて複合語をつくり、それが終わっていること、すんでしまったことの意を表す。
「決裁済み」「注文済み」「支払い済み」
出典:goo国語辞書
「ません」
[連語]
《丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ぬ(ん)」》丁寧な打消しの表現。「雨はまだ降っており ”ませ” ん」出典:goo国語辞書
結果:「すみません」
「済み」:終わってしまっている事 + 「ません」:丁寧な打消し
以上のように「すみません」は「まだ終わっていませんよ」となりますね。
あれ?逆に喧嘩けしかけている感じですかね?
そうではありません、実際には
[連語]《動詞「す(済)む」の連用形+丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ん」》「すまない」の丁寧語。相手に謝罪・感謝・依頼などをするときに用いる。
「連絡が遅れて済みません」「お見舞いをいただいて済みませんでした」「済みませんが本を貸してください」
出典:goo国語辞書
というように、自分の事に対して、相手方がそれで済まさずに何かをしてくれる事に対しての感謝となります。
となると
こら!〇〇しちゃだめって言ったでしょ!
すみません
(パパ、怒ってくれてありがとう)
となるわけです。
こうなると、怒っている側と怒られている側の感性がずれてきていますよね。
「ごめんなさい」とは
では、「ごめんなさい」は「ごめん」+「なさい」の言葉からきています。
「ごめん」
- 正式に免許・認可することを、その決定を下す者を敬っていう語。「名字帯刀がご免になる」「天下ご免」
- 役職などを解かれることを、その決定を下す者を敬っていう語。「お役がご免になる」
- 嫌で拒否する気持ちを表す語。もうたくさん。「戦争は二度とご免だ」
- 過失などをわびるときや許しを乞 (こ) うときに言う語。「遅くなってご免」
- 他家を訪問したり辞去したりするときに言うあいさつの語。「ご免、お邪魔するよ」「では、ご免」
出典:goo国語辞書
「なさい」
《動詞「なさる(ラ五)」の命令形》「しろ」「せよ」の意のやわらげた言い方。
「自分の事は自分でなさい」「ほら、御覧なさい」
出典:goo国語辞書
結果:「ごめんなさい」
「ごめん」:今回は4番目の許しを乞う + 「なさい」:「~しなさい(命令形」
以上のように「ごめんなさい」は「許しを乞うからゆるしなさい」というようになります。
実際、ビジネス用語での「ごめんなさい」とは目上から目下の方に使うとか、「許しなさい」と取れるので、使うのは文法的におかしいです、のような記事を見かけます。
しかし、わたしの考えでは「ごめんなさい」は「許しを乞うからゆるしなさい」ではなく、「許しを乞いなさい」と自分に向けて言う言葉ではないかと思います。
そして、相手に自分は「許しを乞いなさい」という行動をこれからします、と伝える言葉が「ごめんなさい」ではないでしょうか?
結論:「ごめんなさい」は人として必要な言葉
以上の事により、
「すみません」とは相手に対して感謝の気持ちを伝える言葉であり、
「ごめんなさい」は自分を律するためにある言葉ではないかと思いました。
「ごめんさい」と言う単語を色々調べているうちに気が付いたのですが、言葉の意味だけを取って決めつけている方が多々いらっしゃいますが、それならば子どもに対して「ごめんなさい」と言わせるのか疑問を持たない方に逆に疑問に感じました。
もし、考察の中の「許しを乞うからゆるしなさい」と言う意味だったとしたら、子どもに対して、悪い事をしているのは自分の子どもにもかかわらず、悪さをされた相手方にこちらから「強制的に許しなさい」と自分の子どもに言わせているようなものです。
わたしはそんなのは絶対に間違っている言葉だと思います。
「ごめんなさい」とは古くから日本で使われている言葉です。
わたしたちも何気なく教えられてきた言葉であり、もちろん深い意味を考えた事はありません。
「ごめんなさい」は「謝罪の言葉」としてわたし自身認識してしまっていたのです。
親の教え方一つで子どもは間違った認識をしたまま社会に出てしまうのです。
よく聞きます。
悪い事をしていないないのに、なぜ「ごめんなさい」と言わなければいけないのか?
これは確実にわたし同様「ごめんなさい」を「謝罪の言葉」として捉えた方の言葉になるかと思います。
わたしの考察の結果からでた「自分を律するための言葉」としてみれば、「悪い事をしているわけではないが、こんな状況になってしまったのは自分の行動が間違っていたからであって、今後の行動を見直さなければいけないですね」、と相手に伝える事になると思います。
なんて、すごいポジティブワードでしょう!
たらたらと書いてしまいましたが、つまりの所「ごめんなさい」とは、上記の言葉の考察はあくまでも「ごめんなさい」と言う言葉の語源であり、本来の「ごめんなさい」という言葉は
[連語]
1)自分のあやまちをわびるときの言葉。「ご免なさい、もう二度としません」
2) 自分の失礼に対して許しを乞 (こ) うときの言葉。「お忙しいのにお邪魔してご免なさい」
出典:goo国語辞書
このように、立派に独立した言葉であり「自分を今から律します、その為、許す許さないはそちらにて決めて頂けないでしょうか?」と相手方に「許す」行為を委ねる事により、相手方を優位に立たせ相手方の気持ちを抑え込もうとする事が、「ごめんなさい」となるかと思われます。
さて、いかがだったでしょうか?
何気なく使っている言葉ですが、本来はしっかりとした意味があっての言葉になります。
しっかりと言葉を理解しおかなければ、子どもにちゃんとした言葉を教えてあげる事はできないのです。
周りが言ってるからとか、そうやって教えられたからとかでは、自分だけならまだしも、子どもは親が責任を取ることができない子ども自身が責任を取る人生を歩むため、少しでも正しい言葉を教えてあげましょう。
こら!〇〇するなっていつも言ってるだろう!
ごめんなさい
(これから自分を律します、許すかどうかパパが決めてね)
ゆるしません!
本日の子育てはここまでとさせて頂きます。
最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
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ざぶ(@meitou_zabuton)
それでは、明日も素敵な一日をお過ごしください。
おやすみなさい。
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